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弦を一人で張るには(裏技編)

クロスボウの組立またはメンテナンスで一番苦労するのが弦を張る作業です。

本ページ記載の組立方法について

ここでは通常、一人ではなかなか難しい弦をはる作業を短時間で行う裏技を紹介します。
ただし、本来の方法ではありませんので行い方によっては弦や弓を破損する可能性も十分考えられます。
そのため、自己責任での作業でお願い致します。
コツを掴むことで、破損する可能性はほぼありません。また弦の脱着が簡単にできます。

同様に両弓を荷締めベルトで締める方法もありますが、それよりも手軽で早く片弓を自重で曲げるので弦の取り付け具合を調整しながらできます。

注意事項

通常は、弓を両方均一に曲げながら弦をかけますがこの方法は片側ずつ曲げます。したがって限度が分らず必要以上に曲げると弓が折れます。慣れるまでは十分な注意が必要です。
1、本体がアルミのクロスボウでのみ行えます。プラスチックのクロスボウは本体が曲がりますので行わないでください。
2、弦を強い力で弓を固定しますので使用する道具によっては危険な場合があります。
3、弓を強く曲げすぎると破損する可能性があります。少しずつ曲げながら最小限で試してください。
4、通常の組立方法より手軽で簡単に一人でできますが、破損のリスクも大きくないまります。そこは肝に命じて自己責任でお願い致します。
5、ラジェット式の荷締めベルトが1本必要です(100円ショップで取り扱っている商品でもご利用できます)

組立手順

1.付属の説明書などを参考にして、弓の取り付けまでを行います。
弓を取り付けたクロスボウの片弓に荷締めベルトをつけてストックの後ろを通し反対側に固定し少しずつ弓を曲げていきます。
曲げすぎると弓が折れます!ご注意ください!
2.弦を引っ張るとこの位置くらいに来るまで弓を曲げます。
これ以上片弓だけ曲げるのは危険です。また、弓をかけているベルト(ここでは黒い紐をつけていますが)の中を通して弦を持ってきます。これを通さないと後でベルトが抜けません。注意が必要です!
3.弦を通したままクロスボウを持ち、荷締めベルトで締めている方と反対側の弓を床に押し付けます。
床が滑りやすい場合はゴムパットを敷くなどすべりにくい対策をしてください。また床に強い力で押し付けますので床に傷や凹みが出来る可能性がありますので注意してください。反対側の弓に体重をかけながら少しずつ曲げていきます。
4.弦が届いたら反対側の弓にかけます。
そしてゆっくり体重をかけている弓を戻していきます。これでもう弦はかかりました。
5.弦を通しているのでベルトを外したらこれを抜くだけです。


6.完成です!