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クロスボウ矢のパーツの紹介

矢は消耗品

クロスボウで楽しく遊ぶには、ご存知の通り、矢が必要です!
的を狙って、撃っていると、矢が曲がったりして使用できなくなります。
そのため、矢を追加購入することができます。
実は、矢の状態によっては、矢のパーツ(部品)だけの購入で済む場合があります・・・。
※あくまで、当店取り扱いの矢についてです。

矢が曲がったりしなければ

クロスボウで楽しんでいるときに、矢の先だけが取れたり、矢の羽が取れたりします。
矢の本体が曲がっていなければ、矢の先だけや羽だけを交換して、また利用することができる場合もあります。
とは言え、購入するには、パーツの名称が分からないと探すことができないので、次項にてご紹介します。

矢のパーツ紹介

ポイント

矢の先に付けているパーツ名は、「ポイント」です。
日本では矢尻(矢じり)と呼ばれているものです。
矢の先が欠けてしまっただけなら、このポイントのみを交換すれば大丈夫です。

補足事項

「2018」と「2219」では矢の直径が異なるので、その直径に合ったポイントを選ぶ必要があります。
当店で取り使っている矢では、矢の本体の側面に記載があります。商品ページにも情報載せています。

ポイントインサート

ポイントを差し込むためにあるパーツです。
的に刺さった矢を抜くときに、ポイントとポイントインサートがまるごと取れて紛失する場合があります。
ポイントインサートも単体で購入できるので、ポイントと一緒に持っておくといいかもしれません。
取り付ける際に、接着剤が必要となります。

補足事項

ポイントインサートもポイントと同様に「2018」「2219」に合ったものを選ぶ必要があります。
当店で取り使っている矢では、矢の本体の側面に記載があります。商品ページにも情報載せています。

ノック

矢の「弦を受ける部分」をノックと呼びます。
もし、ノックだけ取れて紛失してしまっても、予備のノックがあれば使用できる場合があります。
取り付ける際に、接着剤が必要となります。

補足事項

ノックもポイントと同様に「2018」「2219」に合ったものを選ぶ必要があります。
当店で取り使っている矢では、矢の本体の側面に記載があります。商品ページにも情報載せています。

ベイン

矢の羽を「ベイン」と呼びます。
矢が的を貫通し過ぎたりするとベインが取れたりしますが、予備のベインがあれば使用できる場合があります。
専用の取付機などが必要で、他のパーツよりも取付の難易度が上がります。
また、ManKung製クロスボウ用アルミ矢(16、20インチ)以外は、同じサイズのベインの単体売りが無いため、一つ変えると、全て変える必要があります。

まとめ

クロスボウを楽しんでいると、矢が曲がったりして、結構消耗していきます。
もし、矢の本体が曲がっていなくて、今回ご紹介したパーツのみの交換で済むようでしたら、新しく矢を使用するより経済的に安く済みます。
クロスボウで遊んでいて、矢のパーツだけの交換すれば何とかなりそうだったという経験が多ければ、予備のパーツを検討してみてはいかがでしょうか。
以上、クロスボウ矢のパーツについてでした。

関連記事

クロスボウの矢が飛ばない原因とは

問題無く組み立てたつもりだが、なぜか矢が飛ばない・・・
矢が飛んだり、飛ばなかったりする・・・
などの症状があるときは、下記に記載している原因が多いです。

矢が飛ばない原因は

矢が正しく装填されていないことです。
下図のように、矢を奥まで差し込んでいないと、弦が矢を正常に押し出すことができないことがあります。
写真はフルサイズクロスボウですが、ピストルクロスボウも同様です。

矢を正常にセットしないと

矢が飛ばないことはもちろん、空撃ちに近い状態ですので、弦や弓などに負担がかかり破損の原因になります。
下図のように、正しく矢を装填しましょう。

意図せず矢の位置がズレる

矢をセットしたままクロスボウ本体を動かしていると、セットした矢の位置が知らぬ間にズレて、空撃ちに近い状態になる可能性もございます。

対処方法

矢を正しく装填した後は速やかに打つことをおすすめします。
また、矢を装填したままにしておくと、予期せぬ誤射になりかねません。
矢を装填したままの放置は大変危険です。

まとめ

矢を装填しないで撃つことを「空撃ち」と言っていまして、空撃ちするとクロスボウは破損します。
今回、ご紹介した矢が飛ばない症状は、その空撃ちに近い状態ですので、破損する確率が高いです。
矢を発射する前に必ずセットされている矢がどんな状態かを意識することで未然に防ぐことができる症状かと思います。
以上、矢が飛ばない原因でした。

クロスボウの矢の飛距離はどのくらい?

クロスボウをお持ちの方が、クロスボウを安全に楽しむためには射撃場所が必要ですが、ポンド数や機種によって矢の飛距離が違うため、撃つ場所によってある程度選ぶ機種が絞られてきます。

では、実際にクロスボウで的撃ちを楽しむ場合、どのくらいの広さが必要なのでしょうか。
そこで今回は、クロスボウの射程距離や矢の最大飛距離について記載します。

クロスボウの射程距離

同じポンド数のクロスボウであっても矢の初速(威力)は機種ごとに異なるので一概には言えませんが、参考までに的撃ちとして使用する際の有効射程距離(的を狙い、狙ったところに命中可能な最大飛距離)の目安は下記のようになります。

ピストルクロスボウ(50ポンド)

有効射程距離:約10~15m

ピストルクロスボウ(80ポンド)

有効射程距離:約15~20m

フルサイズリカーブクロスボウ(120ポンド)

有効射程距離:約20m~30m

フルサイズリカーブクロスボウ(150ポンド)

有効射程距離:約30~40m

コンパウンドクロスボウ(初速300フィート以上)

有効射程距離:約30m~50m
(40m以上の距離を狙う場合はスコープが必要な方が多いです)
※ポンド数は、コッキング時(弦を引く作業)にどれだけの力が必要かを重さで表した数字です。ポンド数が大きいほど、弦に蓄えられる張力が大きくなり、飛距離との相関があることから、便宜上、クロスボウの飛距離の目安としてポンド数で記載します。

クロスボウの最大飛距離

さて、クロスボウの有効射程距離がわかりましたので、その距離の射撃場があれば、安全に遊ぶことが出来るかといえばそうではありません。
なぜなら、単純に飛距離を出すために矢を斜め45°程度で撃った場合、クロスボウの矢はさらに遠くまで飛ぶからです。

無風状態・弦や弓の劣化は無いと想定・矢を斜め45°程度上に向けて撃った場合の最大飛距離の目安は下記のようになります。

ピストルクロスボウ(80ポンド)

最高飛距離:約100m弱

フルサイズクロスボウ(150ポンド)

最高飛距離:約200m強

コンパウンドクロスボウ(初速300フィート以上)

最高飛距離:約300m強

クロスボウの射撃場所で必要な広さは?

2022年3月15日に、銃刀法改正が施行されたことにより、標的射撃は、一定の基準を満たす限られた場所(以下、射撃場)でのみ行えるようになりました。
一定の基準を満たす限られた場所について、詳しくは警察庁HP【銃刀法施行規則のクロスボウ関係改正部分】(外部サイト)(PDF)の「第八十二条の四」及び「別表第二」をご確認ください。
※基準を満たさない場所での射撃等は絶対に行わないで下さい

最後に

海外ではクロスボウは狩猟等に使われることが多いため、射程距離が10mであっても強力な物が求められますが、日本では、標的射撃目的での使用のため、的までの飛距離が取れれば良く、実はそこまでの威力は必要なかったりします。
クロスボウを楽しむ際は、矢の最大飛距離と有効射程距離を参考に最初のクロスボウを選んでみてはどうでしょうか?
そのうち射撃場の確保ができたり、広い場所を安全に使用できるようになった時はそれに応じてグレードアップしていけば良いかもしれません。

注意

※クロスボウの矢の飛距離は、クロスボウに使用されている矢の長さや風向き、クロスボウの弓や弦の劣化状態により大きく異なりますので、目安や参考までにして下さい
※日本ではクロスボウやアーチェリーを使用しての狩猟(害獣駆除含む)は「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」によって禁止されています
※2022年3月15日に、銃刀法改正が施行されたことによりクロスボウの所持が許可制になりました。クロスボウを所持する方は住所地を管轄する都道府県公安委員会にて、所持許可証の取得をお願いします。

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