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クロスボウ用替え弦の選び方

替え弦の選び方

当店では、クロスボウの弓に装着しているひも状の矢を押し出すための消耗品を「替え弦」と呼んでおります。
クロスボウで楽しんでいますと、必ずいつか「替え弦」を交換する必要がでてきます。
その際、どの替え弦を選べばいいのかをご案内いたします。
当店取り扱いのクロスボウに限っての選び方になりますので、予めご了承ください。

リカーブクロスボウ

リカーブクロスボウとは、弓に滑車がついていないタイプのクロスボウです。
4万円を切るクロスボウは、ドローウェイトのポンド数で、替え弦を選ぶことが多いです。
ドローウェイトは商品名に含まれています。
下記の対応表に記載のない機種は、「その他」をご覧ください。
例)PerfectLine社製 クロスボーWW-150A2 150ポンド アルミストック 210FPS
対応の替え弦は、「クロスボウ用 替え弦 130ポンド・150ポンド用」です。

対応表

替え弦 機種名
クロスボウ用 替え弦 ピストル 50ポンド用 ピストルクロスボウ 50ポンド全般
クロスボウ用 替え弦 ピストル 80ポンド用 ピストルクロスボウ 80ポンド全般
クロスボウ用 替え弦 強化弦 ピストル80ポンド用 ピストルクロスボウ 80ポンド全般
クロスボウ用 替え弦 60ポンド・120ポンド用 PerfectLine社製 クロスボー 120ポンド(全種)
クロスボウ用 替え弦 130ポンド・150ポンド用 PerfectLine社製 130ポンド クロスボー180折りたたみ(全種)
ManKung社製 クロスボウ160 130ポンド(全種)
ManKung社製 クロスボー150A1 150ポンド(全種)
PerfectLine社製 クロスボーWW-150A2 150ポンド(全種)
PerfectLine社製 ジャガークロスボウ 150ポンド(全種)
ManKung社製 クロスボー150A1H 150ポンド ハンドタイプ
ManKung社製 クロスボー200A1 150ポンド(全種)
ManKung社製 クロスボー200A2 150ポンド
クロスボウ用 替え弦 175ポンドジャガー用 EK-Archery社製 ジャガークロスボウ 175ポンド(全種)
PerfectLine社製 ジャガークロスボウ 175ポンド(全種)

コンパウンドクロスボウ

コンパウンドクロスボウは、弓に滑車が付いているクロスボウです。
リカーブクロスボウのように「ドローウェイトのポンド数から探せる替え弦」は下記の対応表に載っているクロスボウのみです。
下記の対応表に記載のない機種は、「その他」をご覧ください。

対応表

替え弦 機種名
クロスボウ用 替え弦 150ポンド コンパウンド用 PerfectLine社製 クロスボーWW-150A4 150ポンド(全種)
ManKung社製 クロスボー250A1 150ポンド スーパー250(全種)

その他

上記のリカーブクロスボウ、コンパウンドクロスボウの対応表に載っていないクロスボウについては、ドローウェイトのポンド数で探すのではなく、機種名や商品コードから探します。
バーネットやテンポイントのクロスボウ全般が該当します。また、ManKungやPerfectLine、EK-Archeryのクロスボウでも一部該当します。
例)EK-Archery社製クロスボウ デザートホーク 225ポンド 330FPS
対応の替え弦は、「クロスボウ用 替え弦 デザートホーク225用」です。

対応表

替え弦 機種名
クロスボウ用 替え弦 COBRA SYSTEM(R9,ADDER,RX)用 EK-Archery社製 COBRA SYSTEM R9 90ポンド 240FPS
EK-Archery社製 COBRA SYSTEM ADDER 130ポンド 270FPS
EK-Archery社製 COBRA SYSTEM RX 130ポンド 230FPS
バーネットクロスボウ用替え弦 【機種名】 バーネット社製クロスボウ全般が、機種(機種名)により替え弦が用意されている
テンポイントクロスボウ用 替え弦 【商品コード】 テンポイント社製クロスボウ全般が、機種(商品コード)により替え弦が用意されている

対応する替え弦が無い場合

当店でご購入いただいたクロスボウに限り、自社で替え弦をご用意できる場合がありますので、お気軽にお問い合わせください。
TEL:0978-38-7038

まとめ

バーネット社製のクロスボウは、機種名で対応する替え弦を探し、テンポイント社製のクロスボウは、商品コードで対応する替え弦を探せます。
ManKungやPerfectLine、EK-Archery社製のクロスボウに関しては、「ドローウェイトのポンド数」または「機種名」で探せます。
どの替え弦が対応しているのか、分からない場合は、当店にお問い合わせ下さいませ。当店で取り扱っている商品に限りますので予めご了承ください。

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クロスボウ矢のパーツの紹介

矢は消耗品

クロスボウで楽しく遊ぶには、ご存知の通り、矢が必要です!
的を狙って、撃っていると、矢が曲がったりして使用できなくなります。
そのため、矢を追加購入することができます。
実は、矢の状態によっては、矢のパーツ(部品)だけの購入で済む場合があります・・・。
※あくまで、当店取り扱いの矢についてです。

矢が曲がったりしなければ

クロスボウで楽しんでいるときに、矢の先だけが取れたり、矢の羽が取れたりします。
矢の本体が曲がっていなければ、矢の先だけや羽だけを交換して、また利用することができる場合もあります。
とは言え、購入するには、パーツの名称が分からないと探すことができないので、次項にてご紹介します。

矢のパーツ紹介

ポイント

矢の先に付けているパーツ名は、「ポイント」です。
日本では矢尻(矢じり)と呼ばれているものです。
矢の先が欠けてしまっただけなら、このポイントのみを交換すれば大丈夫です。

補足事項

「2018」と「2219」では矢の直径が異なるので、その直径に合ったポイントを選ぶ必要があります。
当店で取り使っている矢では、矢の本体の側面に記載があります。商品ページにも情報載せています。

ポイントインサート

ポイントを差し込むためにあるパーツです。
的に刺さった矢を抜くときに、ポイントとポイントインサートがまるごと取れて紛失する場合があります。
ポイントインサートも単体で購入できるので、ポイントと一緒に持っておくといいかもしれません。
取り付ける際に、接着剤が必要となります。

補足事項

ポイントインサートもポイントと同様に「2018」「2219」に合ったものを選ぶ必要があります。
当店で取り使っている矢では、矢の本体の側面に記載があります。商品ページにも情報載せています。

ノック

矢の「弦を受ける部分」をノックと呼びます。
もし、ノックだけ取れて紛失してしまっても、予備のノックがあれば使用できる場合があります。
取り付ける際に、接着剤が必要となります。

補足事項

ノックもポイントと同様に「2018」「2219」に合ったものを選ぶ必要があります。
当店で取り使っている矢では、矢の本体の側面に記載があります。商品ページにも情報載せています。

ベイン

矢の羽を「ベイン」と呼びます。
矢が的を貫通し過ぎたりするとベインが取れたりしますが、予備のベインがあれば使用できる場合があります。
専用の取付機などが必要で、他のパーツよりも取付の難易度が上がります。
また、ManKung製クロスボウ用アルミ矢(16、20インチ)以外は、同じサイズのベインの単体売りが無いため、一つ変えると、全て変える必要があります。

まとめ

クロスボウを楽しんでいると、矢が曲がったりして、結構消耗していきます。
もし、矢の本体が曲がっていなくて、今回ご紹介したパーツのみの交換で済むようでしたら、新しく矢を使用するより経済的に安く済みます。
クロスボウで遊んでいて、矢のパーツだけの交換すれば何とかなりそうだったという経験が多ければ、予備のパーツを検討してみてはいかがでしょうか。
以上、クロスボウ矢のパーツについてでした。

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コッキング紐と安全装置が干渉する時の対処法は?

滑車の原理を利用して、フルサイズクロスボウのコッキングをする際の重さを、通常の約半分にしてくれるコッキング紐。
素手でコッキングが厳しい人はもちろん、素手でコッキングができる程の力がある人も、手の疲れや腰への負担軽減の為に使用する人が多いです。

しかし、コッキング紐を使用してもコッキングができない・・・
という状態になった事はありませんか?

コッキング紐を使ってもコッキングができない場合、考えられる原因は2つあります。

一つは、力(勢い)が足りておらず、最後まで弦を引けていない可能性。
もう一つは、コッキング紐と安全装置のレバーが干渉して安全装置が後ろ側の「SAFE」に動き、コッキングができなくなっている可能性です。

コッキング紐を使用していても力が足りていない場合は、ポンド数の小さいクロスボウから始め、徐々にグレードアップしていく。また、どうしても最初からポンド数の大きいクロスボウを使用したい場合は、まずは筋トレ等、筋力を向上させることから始めなければなりません。

また、力はあるがコッキングできない時は、コッキング紐と安全装置の干渉が原因である事が多いです。そこで、今回はコッキング紐と安全装置のレバーが干渉してしまい、コッキングができない場合について記載します。

干渉が発生する原因と対策

干渉する原因

コッキング紐と安全装置のレバーが干渉する原因として多いのは、コッキング紐のフック部分を最初からクロスボウ本体に近い場所に引っ掛けている、もしくは弦を引くスピードが遅い事が挙げられます。

写真のように、安全装置のレバー(赤丸部分)が出っ張っているタイプの場合、コッキング紐のフック部分とクロスボウ本体の間に隙間がない状態でコッキングを行うと干渉が起きやすいです。

対策

・コッキング紐のフック部分を掛ける位置を調整する
コッキング紐とクロスボウ本体の間に隙間がない状態だと、コッキング紐を引いたときに、コッキング紐のフック部分が安全装置に干渉してしまいます。それを避けるためには、コッキング紐のフック部分とクロスボウ本体の間にスペースがあることが重要です。

コッキング紐を使用する際は、コッキング紐のフック部分をクロスボウ本体から少し離れた位置に掛けるようにしましょう。
・弦を引くスピードを速くする
クロスボウ本体から少し離れた位置でコッキング紐のフック部分を弦に掛けても、弦を引くスピードが遅い場合、コッキング紐を引くうちに弦を引っ掛けているフック部分がクロスボウ本体(安全ロック付近)に寄っていき、安全装置のレバーへの干渉が起こる事が多いです。
また、弦をゆっくり引いてコッキングを行うと、素早くコッキングを行う時よりも力を使う時間が伸びて疲れやすくなるので、コッキングを行う際は、最後まで一気に引き上げましょう。

まとめ

コッキング紐と安全装置が接触する場合の対処法

・コッキング紐の金具を弦に掛ける際に、本体から少し離れた場所に掛ける。
・弦を引っ掛けている金具が安全装置に寄ってしまう前にコッキングを完了させる(コッキングを素早く行う)。

上記2つを心掛けても、コッキング紐のフック部分と安全装置のレバーが干渉してしまう場合は、コッキングの際にどのタイミングで干渉しているか、他の人に見てもらい、引き上げる速度や両手の位置などを試行錯誤しましょう。

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クロスボウの安全な使用と管理について

令和4年3月15日より、クロスボウ本体を購入・所持する方は購入前にクロスボウの所持許可を受ける必要があります。
※所持許可を受けるためには、住所地を管轄する警察署等で、所持許可の申請を行い、所定の審査を受ける必要があります
※クロスボウの所持許可の申請について、詳しくは住所地を管轄する警察署へ御相談ください
※東京都の方の場合は、警視庁HP【クロスボウの所持許可申請】も参考にしてください

クロスボウの安全な使用について

・標的射撃は、一定の基準を満たす限られた場所(以下、射撃場)でのみ行い、それ以外の場所では絶対に行わないで下さい。
※一定の基準を満たす限られた場所について、詳しくは警察庁HP【銃刀法施行規則のクロスボウ関係改正部分】(外部サイト)(PDF)の「第八十二条の四」及び「別表第二」をご確認ください。

クロスボウを使用する際の注意事項

・発射部分を人や動物に絶対に向けないでください。
・公共の場所又は公共の乗物に向けて使用しないでください。
・使用するクロスボウの威力に相応する広さの射撃場を使用しましょう。
・射撃場以外の場所ではいかなる理由があろうとも矢の装填や発射をしないでください。
・標的射撃を行う際は、的の背面及び側面は安全なスペースを設けるか大きな防矢壁などで安全を確保しましょう。
・人の生命、身体若しくは財産に危害を及ぼしたり、動物を殺傷することがないよう、あらかじめクロスボウの安全点検と周囲の状況の確認等を行ってから使用しましょう。
・飲酒および酒気帯び時にはクロスボウに触れないでください。
・疲労および体調不良時にはクロスボウを使用しないでください。
・その他の犯罪に関わる行為にも一切使用しないでください。
・クロスボウの利用に際し危険な行為を見つけた場合は早急に警察に相談してください。

クロスボウの管理について

・クロスボウの所持許可を持っていない人に、クロスボウ本体及び付属品を貸したり、譲渡しないようにしましょう。
・クロスボウの所持許可証を持っている場合でも、クロスボウをインテリア等として飾らないようにしましょう。

クロスボウの保管について

・クロスボウ本体は、鍵のかかる金属製ロッカー等に、確実に施錠して保管してください。
・クロスボウ用の矢につきましては、クロスボウ本体とは別の建物で、盗難等のおそれがないように保管してください。
■クロスボウ保管方法の例
クロスボウ本体は、家屋の中に設置したロッカーの中に保管し、
クロスボウ用の矢は、クロスボウ本体を保管した家屋とは独立した倉庫等の建物の中に保管する、等

クロスボウの持ち運びについて

・一定の基準を満たす標的射撃場へ運ぶ、警察に引き取ってもらうため警察署へ持参する場合など、正当な理由がある場合を除き、クロスボウを携帯(運搬)することはできません。
・正当な理由があってクロスボウを携帯(運搬)する場合には、クロスボウに覆いをかぶせる、もしくはクロスボウを容器に入れるようにしましょう。

令和4年3月15日以前から所持しているクロスボウについて

・クロスボウの所持許可を得ていない場合、クロスボウで矢を発射することはもちろん、矢を装塡しておくことも禁止されます。
「所持許可の申請」「廃棄」「適法に所持することが出来る人へ譲り渡す」等、いずれの措置も執らずに令和4年9月15日以降もクロスボウを所持し続けた場合は不法所持となり、処罰の対象となりますのでご注意ください。

クロスボウの廃棄について

クロスボウの廃棄をご希望の場合、令和3年6月16日から、警察に処分依頼を行うことで無償で引き取りを行っております。
詳しくは、住所地を管轄する警察署へ御相談ください。
※兵庫県など、都道府県でクロスボウ所持の届け出をしている場合は、廃棄に関する届け出が必要な場合があります。詳しくは各都道府県の担当部署(クロスボウ所持の届け出を行った部署)へご確認ください。

関連記事・参考サイト

ピストルクロスボウにスコープやドットサイトの照準器を付けることが出来る?

ピストルクロスボウにスコープやドットサイトの照準器を付けたい

ピストルクロスボウに装着できるか

結論から言いますと、一部の機種に限り、スコープやドットサイトの装着可能です。
まず、クロスボウのどこに照準を付けるかと申しますと、
下図の赤線で囲んだ部分に取り付けることになります。赤線で囲んだ部分をマウントレールと言います。

装着条件

マウントレールの横幅が20mm以上必要です。20mm未満の横幅になりますと、物理的に挟んで固定することができなくなります。
また、固定する部分は前後2か所になっていまして、マウントレールの全長がある程度長い必要があります。

マウント幅について

おおまかに分けますと、10mm幅と20mm幅があります。
実際に測ると、10mm幅と言いつつも、10~14mmのような感じで、クロスボウの機種によって幅がかわるようです。
20mm幅は10mm幅ほどの違いはありませんが、多少異なるようです。

実際のところ

ピストルクロスボウで的を狙って遊ぶときの距離は、10~15メートルくらいですので、スコープを付けると逆に狙いづらいかと思います。
ドットサイトには倍率がないので、特に問題ないかと思います。

装着してみた

写真を見てもらうとわかりますように、ドットサイトはマウントレールの全長を余裕ありますが、スコープはマウントレールのギリギリになります。
「ピストルクロスボウ コブラ 80ポンド 175FPS」


※上の画像が「ドットサイト」。下の画像が「スコープ」。
「ピストルクロスボウ ALLIGATOR 標準タイプ ブラック 80ポンド 185FPS」


※上の画像が「ドットサイト」。下の画像が「スコープ」。

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ドットサイトとスコープの違い

ドットサイトとスコープの違い

クロスボウを購入すると、ドットサイトやスコープなどの照準器を付けたくなる方がいらっしゃいます。
中には、違いがあまり良くわからなくてお問い合わせをいただいていることがあります。
本ページで、少しでもお悩み解決できましたら幸いです。

ドットサイトを使用するとき

クロスボウメーカーで扱っているドットサイトは、基本的にボタン式電池を使い、
ドットサイトを覗くと、中央に赤い点が表示されます。
その赤い点を、ターゲットに合わせて狙い撃つような使用方法です。

通常ですと

ドットサイトやスコープが付かないクロスボウは、クロスボウ本体の前後に
フロントサイトとリアサイトがあり、その2つのサイトをターゲットに合わせて狙い撃つ使用方法になります。

スコープ使用するとき

クロスボウメーカーで扱っているスコープは、ドットサイトのように電池を使用することはほとんどありません。
スコープを覗くと、数本のライン(レティクル)が見えます。
そのラインを基準にターゲットを狙い撃つような使用方法となります。

ドットサイトとスコープの違いとは

ドットサイトとスコープの特徴を説明してきましたが、
ドットサイトとスコープの大きな違いは、倍率の有無です。
当店で取り扱っているスコープは、3~4倍率になります。

使い分けについて

ドットサイトを使用する場合、ターゲットまで距離は20~30メートルで、40メールを超えてくると肉眼では狙うことが難しくなってくるのでスコープを使用するような感じになると思います。
※ターゲットの大きさやクロスボウなどによっては、距離が変わってきます。

クロスボウ試射で気がついたこと

今回のブログでは2017年7月23日に行ったクロスボウ試射会で、4種類のクロスボウを撃ってみて気がついた事を参考までに記載したいと思います。
試射会では4機種を使って試射しました。
同一条件で同一人物が4機種のクロスボウを撃つ機会というのはそんなにありません。
これまでも試射を何度もしていますが、今回改めて感じたこともありました。

使用クロスボウ

どれが扱いやすい?

扱いやすいと感じるクロスボウは人それぞれのところもありますが、「120ポンドリカーブクロスボウ」が圧倒的に使いやすいと感じるのではないかと思いきや!!
以外にも「120ポンドリカーブクロスボウ」と「150ポンドコンパウンドクロスボウ」に分かれました。
「150ポンドコンパウンドクロスボウ」は重量があるので力がない方には厳しいですが、撃つ際のトリガーの重さや安定性などから「150ポンドコンパウンドクロスボウ」が良い!という方も数名いました。
発射の際の安定性で重くても上位機種が扱いやすいと感じるのだなぁ~と感じました。

命中精度が良いのは?

今回185ポンドコンパウンドクロスボウ以外の三機種で初心者の方がトーナメントで的撃ちを行いました。
上位に入った方が使用していたクロスボウはどれなのか!?
スバリ!「150ポンドコンパウンドクロスボウ」でした。
扱いやすいと感じたのと同じように結果にもそれが出たのだと思います。
トリガーが安定して他のクロスボウに比べ軽く引きやすい事や威力もあるので狙いさえ定めることができれば一番矢が安定するのだと思います。
コンパウンドの実力ですね。

※写真はイメージです。150ポンドコンパウンドクロスボウで試写した結果ではありません。

弦を引くのにコッキング紐は必須

コッキングは120ポンドや150ポンドくらいなら力のある方ならそのまま引けます。
しかし、発射が何度ものとなるとそのまま引くのは辛いですね・・・。
力に自信のある方でもコッキングはコッキング紐を使用して行うべきだと感じました。
ちなみに150ポンドクロスボウは成人男性でも引けない方が多いです。
多少力に自信があってもコッキング紐は必須といえます。
185ポンドクラスのになると成人男性でもコッキング紐を使用しても引けない人もいますので力に自信のない方は注意が必要です。

185ポンドコンパウンドクロスボウの安定性

改めて凄さを感じました。
今回試射会の最後に30mで「185ポンドコンパウンドクロスボウ」を使用して着座姿勢でスコープを使用して的撃ちを行いました。
結果が凄かったです。
誰が撃っても的内に入ります。
当たり前の結果ですが、改めてスコープと185ポンドコンパウンドクロスボウの安定さを見せつけられました。

バイポッドを持っていっていなかったのでダンボール箱の上からの発射ですが・・・^^;
また機会があるたびに実際の試射等により感じたことをお伝えしていこうと思います。

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クロスボウの矢が飛ばない原因とは

問題無く組み立てたつもりだが、なぜか矢が飛ばない・・・
矢が飛んだり、飛ばなかったりする・・・
などの症状があるときは、下記に記載している原因が多いです。

矢が飛ばない原因は

矢が正しく装填されていないことです。
下図のように、矢を奥まで差し込んでいないと、弦が矢を正常に押し出すことができないことがあります。
写真はフルサイズクロスボウですが、ピストルクロスボウも同様です。

矢を正常にセットしないと

矢が飛ばないことはもちろん、空撃ちに近い状態ですので、弦や弓などに負担がかかり破損の原因になります。
下図のように、正しく矢を装填しましょう。

意図せず矢の位置がズレる

矢をセットしたままクロスボウ本体を動かしていると、セットした矢の位置が知らぬ間にズレて、空撃ちに近い状態になる可能性もございます。

対処方法

矢を正しく装填した後は速やかに打つことをおすすめします。
また、矢を装填したままにしておくと、予期せぬ誤射になりかねません。
矢を装填したままの放置は大変危険です。

まとめ

矢を装填しないで撃つことを「空撃ち」と言っていまして、空撃ちするとクロスボウは破損します。
今回、ご紹介した矢が飛ばない症状は、その空撃ちに近い状態ですので、破損する確率が高いです。
矢を発射する前に必ずセットされている矢がどんな状態かを意識することで未然に防ぐことができる症状かと思います。
以上、矢が飛ばない原因でした。

クロスボウのリムチップとは

ブログ上に表示させたくない見出し用の画像(500×500PX)※トップページにある記事一覧に表示される
「リムチップ」というクロスボウの消耗品はご存知でしょうか。
おそらくクロスボウを使用している方でも知らない方がいるかもしれません。
替え弦を交換する頻度まで多くはないですが、消耗品なので、破損したときに交換することで
引き続きクロスボウを使用することができますので、知っておいて損はないです。

リムチップとは

早速ですが、リムチップとは「クロスボウの弓に装着するパーツ」です。
具体的に説明すると、リカーブクロスボウ用の弓の左右に、はめ込む樹脂製パーツ(消耗品)です。
たいていのクロスボウは、弓に弦を直接かけるのではなく、「リムチップを弓に装着後」→「弦を張る」という流れになります。
文章だけですと、伝わりづらいかと思いますので
写真をご用意いたしました。写真は80ポンドクロスボウ用のリムチップです。
下記をご覧ください。

リムチップ

リムチップと弓

リムチップを弓に装着したイメージ

(補足事項)
写真は80ポンドクロスボウ用のリムチップです。

購入するとき

ManKung社やPerfectLine社のフルサイズリカーブクロスボウやピストルクロスボウが対象となります。弓に滑車がついているコンパウンドクロスボウは、対象外です。
下記のa)とb)はピストルクロスボウ用で、c)がフルサイズリカーブクロスボウ用です。
(補足事項)
替え弦を購入するとリムチップ2個が付属します。
80ポンド強化弦や175ポンドジャガー用、コンパウンドクロスボウ用などの替え弦は、リムチップが付属しません。

フルサイズクロスボウのリヤサイト修理(ダイヤル交換)

今回は、クロスボウのリヤサイトの修理の写真を撮っていたので紹介したいと思います。
修理する部分は、リヤサイトやスコープなどを取付けるマウントレールの角度調整を行うダイヤルです。
そう壊れる部分ではないと思っていましたが、お客様の中には強く回し過ぎたり落としたりして調整ダイヤルを破損してしまう方がいらっしゃいます。
部品さえあればなんとか交換できそうな構造です。
実は、その部品がなかなか手に入りづらいもので・・・。
今回は他の部品取り用のクロスボウから抜いて修理品に移植します。

修理開始!

ダイヤルを外す際の注意点

赤線で囲まれた部分です。
ちょっと箱を下においたら見えにくくなってしまいました・・・
これが折れてしまうとその部品が使えなくなるのはもちろんですが。中のバネやボールが飛び出て紛失する可能性があるため、注意が必要です。
実際に使用されている部品がこれです。
このバネと鉄球が紛失しやすいです。

破損しているダイヤルを外す

Eリングを取り外し、ダイヤルを抜くとぽっかり穴が開きます。
ちなみにこの状態から分解することなく部品の交換は可能です。

バネを組み込む

まずはバネから組み込んでいきます。写真のように差しこむだけの作業です。

鉄球を設置

次は鉄球です。
中にコロンと入ると大変なことになる可能性があるため、慎重にバネの上に乗せます。

仕上げ

最後に、ダイヤルを差し込んで裏のEリングを止めるだけです。
特別な工具がない限りEリングを止める作業は難しい作業です。
Eリングを失くさないよう気を付けて作業をしましょう。